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「世界の工場・中国の実状から学ぶ工場改善手法」
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  ☆世界の工場・中国の実状から学ぶ工場改善手法☆
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2011年3月Vol.230

「世界の工場・中国の実状から学ぶ工場改善手法」をお届けします。
中国の工場で日々ご苦労されている駐在員の方に、品質管理・品質改善のヒントとなるような情報をご提供していきます。

主にわたしが、中国駐在員時代に実際に起きた出来事を中心にお伝えしています。
品質トラブルから工場運営まで、日本で通用していたことが通用しな い中国。
そんな中国工場の特殊事情への対処の参考になれば幸いです。

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■第230回 資格認定って重たい仕組み??■

●昨年中国にある会社の新規購入に伴う工場監査に関わらせてもらった。監査対象となった工場は日本や欧米向けの製品を生産している中 堅どころといった位置付けの会社であった。

●新規購入の工場監査では、ISO面と実際の工程の確認の両面を行う。この時も粛々と監査を進めていった。ただ新しい製品の立ち上げなので実際にその製品がラインに流れるタイミングに合わせて進めていったのだが、多少のトラブルもありスケジュールを調整しながら行っていった。

●比較的よく管理されている工場であったが、是正・改善をお願いすべき項目はいくつかあった。
また、とてもよい点もあったので、今回はそのよい点を紹介する。

●この工場ではライン作業には半田付けや各種検査がある。前工程ではいろ いろな装置を使っていた。それら作業や装置の取扱に関して、その作業ができる人には資格認定を与えていた。

●もちろん資格認定を与えるためには、事前に教育をして試験に合格するこ とが必要だ。資格認定というと仰々しく考える人が多いのではないかと思うが、この会社のそれはそんな感じではない。


■ 今日のポイント ■

●この会社は資格認定をとてもうまく活用している。作業すべてではないが多くの作業に認定を付与している。従って、作業者の多くは一つや二つではなく多くの認定を持っている。

●逆に一つや二つしかもっていない作業者はまだ入社したばかりの新人とい うことになる。新人さんは自分の持っていない認定を取ろうとすることがモチベーションになっている雰囲気があった。

●班長さんもそうだ。作業者の認定がいつまでも増えないと班長さんの責任になる。だから作業者ごとの持っている認定を把握し、次に取らせる認定を常に意識している様子が伺えた。

●作業者の名札に認定作業の名前が記されていて、作業者のスキルマップと なっている。工程をチェックしたときに、行われている作業が認定された作業者が行っているかは、作業者の名札を見ればすぐに確認が出来た。

●この会社では資格認定制度の仕組みを上手に使っている。それによって作業者のモチベーションに繋げ、班長さんの責任を明確にし、管理もしやすくしている。ここまでうまく資格認定を仕組化した会社はあまり見たことがなかったので、わたし自身とても勉強になった。

●資格認定と言うとそのための教育が負担となり止めてしまう会社も多い。 やはり進めるには作業者教育の仕組みを作ることが重要なポイントとなる。


■ 補足 ■

●とても参考になった事例ですが、そんな工場でも漏れはあります。次回は資格認定の漏れの話題を紹介します。


【編集後記】
今年はセミナーの依頼をあちこちからいただいています。こういったことを含めて積極的に活動していきます。

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みなさんのご意見・ご感想をお待ちしています。
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[発行責任者] 根本 隆吉
[編集・発行] KPIマネジメント
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